ふるさとの味

ガストロノミー・ツーリズムと西郷の局

皆さん、「ガストロノミー・ツーリズム」ってご存じですか。
略すると「食と歴史と文化の旅」、コロナ後の新しい旅のスタイルです。
食の提供者の立場から考えると、食べるということをボリューム、お得感、インスタ映えなどとは違った観点で、歴史や文化や旅と絡めて愉しんでもらおうというものです。
ガストロノミー・ツーリズムが、どのように広がるのか、国も県も旅行業界も手探り状態です。
そこで、現在、静岡県スポーツ・文化観光部では、県内各地でガストロノミー・ツーリズムのモデル事業を進めています。そのひとつが、しあわせ野菜畑で野菜の収穫体験をして、葛城北の丸で食事をするという旅行コースです。

実は、しあわせ野菜畑がある掛川市西郷の構江地区は、2代将軍徳川秀忠公の生母「西郷の局(つぼね)」、通称「お愛の方」のふるさとです。地区名は西郷の局の生家が「構え」られていたのが由来です。西郷の局は美しく聡明で、家康に最も寵愛されたそうです。来年の大河ドラマ「どうする家康」では静岡出身の広瀬アリスさんが演じます。
今回のツアーもガストロノミー的には西郷の局(お愛の方)を集客の目玉にしたいのですが、現状は葛城北の丸の魅力で参加希望者が集まって
います。

同じ趣旨で、静岡県観光協会が「旅行者を笑顔にする“食の新メニューコンテスト”」を10月に実施し、アイリーカフェさん(掛川市成滝)の「家康が愛した“お愛の方”のふるさとの味、しあわせ野菜畑のオーガニック・ランチ」が特別賞を受賞しました。現在のお客様の来店目的は、アイリーカフェさんの居心地の良さですが、これが「“お愛の方”のふるさとの味」のキャッチコピーに魅せられてお客様が来ていただくようになれば、ガストロノミーが認知されたことになるのかなと思います。

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